荒川は 新潟県北西部の川で山形県南西部の朝日山地大朝日岳に発し，小国盆地を経て新潟県境付近で飯豊山地からの玉川を合わせて西流し，県境で荒川峡谷をつくり，関川盆地で大石川，鍬江沢川，女川を合わせ岩船郡荒川町塩谷浜で日本海に注ぐ。幹川流路延長72.5km，全流域面積1151.4km2。この谷は米沢街道(国道113号線)として利用され，1936年国鉄(現在 JR)米坂線が全通した
大永元年（1521）頃この越後に通じる街道を整備するため 伊達稙宗（種宗）が 羽越の国境にある大里峠を開いた 引き続き山形側の越後街道十三峠が整備された １３ある峠の1つに萱野峠（標高278ｍ）がある
米沢からは農産物やぜんまい わらび等の山の産物が運ばれ 越後からは塩 魚などの海産物が運ばれた重要な物流動脈であった
萱野峠越えは3km程度であったが 昔の旅人の苦労を十分にしのぶことが出来た（最終稿2010.08.29）
道標の傷は 熊がかじった跡と聞いた 木製の道標に塗る塗料の成分に熊の好きな糖類が含まれているためらしい（追加稿2010.09.19）